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古文の特訓(読解)

→あ行/か行さ行た行な行は行ま行や行~

 古文の特訓(読解)

あ行

  • 愛敬ありてことば多からぬこそあかずむかはまほしけれ。(徒然草)

かわいげがあって口数が少ない人は嫌になることがなくいつまでも向かい合っていたい。

  • あからさまに来て、泊り居などせむは、珍らしかりぬべし。(徒然草)

突然やってきて、泊まったりしたら、新鮮な感じがするにちがいない。

  • をかしげなる児の、あからさまに抱きて遊ばしうつくしむほどに、かいつきて寝たる、いとらうたし。(枕草子)

愛らしい幼児が、ちょっと抱いてかわいがっているうちに、抱きついて寝入ってしまったのは、とてもいじらしい。

  • 都を出でて、嵯峨(さが)の方へぞあくがれゆく。(平家物語)

都を出て、嵯峨の方へさまよい行く。

  • かみなかしも、ゑひあきて、いとあやしく、しほうみのほとりにて、あざれあへり。(土佐日記)

身分の上中下にかかわらずみな深酔いして、不思議にも、潮海だからあざる(魚が腐る)はずもないのに海辺でふざけ合っている。

  • 危うき京中の家を造るとて、宝を費やし、心を悩ますことは、すぐれてあぢきなくぞ侍る。(方丈記)

危険な都の中の家を造ろうとして、財宝を費やし、心を砕くことは、とくに無益なことでございます。

  • 四十余ばかりにて、いと白うあてに、痩せたれど、つらつきふくらかに、(源氏物語)

四十歳過ぎくらいで、とても色が白く上品で、やせてはいるが、顔立ちはふっくらして、

  • 人のあながちに欲心あるはつたなきことなり。(今昔物語)

人がむやみに欲心があるのはおろかなことだ。

  • あづま路の道の果てよりも、なほ奥つかたに生ひ出でたる人、いかばかりかはあやしかりけむを、(更級日記)

東海道の果ての国より、もっと奥の所で生まれ育った人(私)は、どんなにかみすぼらしかっただろうに。

  • 打橋・渡殿のここかしこの道に、あやしきわざをしつつ、(源氏物語)

打橋・渡殿のあちこちの通り道に、よくないことをたびたび仕掛けては、

  • 春の夜の闇はあやなし梅の花 色こそ見えね香やは隠るる(古今和歌集)

春の夜の暗やみは道理の分からないものだ。梅の花の色も見えないけれども、香りははっきり分かり隠れるものか。

  • この御幸は御あらましばかりにて、まことにはなかりけり。(古今著聞集)

この御幸はご予定だけで、実際にはなかった。

  • 人は、かたち、有様のすぐれたらんこそあらまほしかるべけれ。(徒然草)

人は、容貌や風采がすぐれていることが理想的であるにちがいない。

  • あるじのはらからなる、あるじしたまふと聞きて来たりければ、(伊勢物語)

主人の兄弟である人が、もてなしをなさると聞いてやってきたので、

  • 「君の仰せごとをば、いかがはそむくべき。」(竹取物語)

「君のおことばを、どうしてそむくことができましょうか、できはしません。」

  • いかで誘ひ出して遊ばむと、(徒然草)

何とかして誘い出して遊ぼうと、

  • いかでかばかりは知りけむ。(徒然草)

どうしてこんなに知っていたのだろうか。

  • えさらぬ事のみいとど重なりて、事の尽くる限りもなく(徒然草)

避けられない事だけがますます重なって、物事が終わる際限もなく

  • いといはけなき御ありさまなれば、乳母たち近くさぶらひけり。(源氏物語)

とても幼いご様子なので、乳母たちが近くにお仕えしていた。

  • あが君、生き出で給へ。いみじき目な見せ給ひそ。(源氏物語)

ご主人様、生き返ってください。とても悲しい目をお見せにならないでください。

  • 人と成してうしろやすからむ女などに預けてこそ死にも心安からむとは思ひしか。(蜻蛉日記)

(息子を)成人させて安心できるような女などと結婚させて、はじめて安心して死ねるだろうと思った。

  • 花も散りにたるのちはうたてぞ見ゆる。(枕草子)

花も散ってしまったあとは見苦しく見える。

  • ものや言ひ寄らましと思せど、うちつけにや思さむと、心恥づかしくて、やすらひたまふ。(源氏物語)

言葉をかけて近づきたいとお思いなのに、唐突に思われるのではと、気が引けて、ためらっておられる。

  • うつくしきもの 瓜にかきたるちごの顔。(枕草子)

かわいらしいもの。瓜にかいた幼児の顔。

  • 手のわろき人の、はばからず文書きちらすは、よし。みぐるしとて、人に書かするは、うるさし(徒然草)

字のへたな人が、遠慮せずに手紙を書き散らすのはよい。(筆跡が)見苦しいからといって、他人に代筆させるのは、いやみだ

  • この玉たはやすくはとらを。(竹取物語)

この玉は、たやすくは取ることができないだろうよ。

  • 人をおきてて、高き木に上(のぼ)せて、梢を切らせしに (徒然草)

人を指図して、高い木に登らせ梢を切らせたときに

  • 木の葉に埋もるる懸樋(かけひ)のしづくならでは、つゆおとなふものなし。(徒然草)

落ち葉に埋もれる懸樋のしずく以外に、まったく(声をかけて)訪れるものはない。

  • 遣り水のほとりの草むらおのがじし色づきわたりつつ (紫式部日記)

遣り水のほとりの草むらがそれぞれに一面に色づき

  • されども、おのづから正直の人、などかなからん。(徒然草)

けれども、たまには正直な人が、どうしていないことがあろうか。

  • なほいと、わが心ながらおほけなく、いかで立ち出でにしかと(枕草子)

やはりほんとうに、我ながら身の程をわきまえず、なぜ宮仕えに出てしまったのだろうかと

  • 若宮のいとおぼつかなく、露けき中に過ぐし給ふも、(源氏物語)

若宮がとても気がかりで、涙がちな状況の中でお過ごしなさっているのも、

  • 夕月夜のおぼつかなきほどに、忍びて尋ね、(徒然草)

夕方の月がぼんやりとしているころに、こっそりと訪ね、

  • 昔、おほやけおぼしてつかうたまふ女の、色ゆるされたるありけり。(伊勢物語)

昔、天皇が心をおかけになって召し使った女で、禁制の色の使用を許された者がいた。

  • この殿の御おもておこしたまふは、皇后宮におはしましき。(大鏡)

この方の面目を施されたのは、皇后の宮であられた。

  • この御子のおよずけもておはする御かたち、(源氏物語)

この御子がだんだん成長しておいでになる御姿、

  • 先の翁よりは、天骨もなく、おろおろかなでたりければ (宇治拾遺物語)

さきの老人よりは、才能もなく、(舞を)いい加減に舞ったので

  • わづかに二つの矢、師の前にて一つをおろかにせんと思はんや。(徒然草)

たった二つの矢を、師匠の前で一本をいい加減にしようと思うだろうか、いや一本でも大切に思うだろう。

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か行

  • かごとも聞こえつべくなむ。(源氏物語)

恨み言も申してしまいそうです。

  • いま一度起こせかし(宇治拾遺物語)

もう一度起こしてくれ

  • 仏にかしこまり聞ゆるこそ、くるしけれ。(源氏物語)

仏におわび申し上げるのこそ、心の中が苦しい。

  • かたへの人、笑ふことにやありけむ、この歌にめでてやみにけり。(伊勢物語)

傍らの人は、おかしく思ったのだろうか、この歌をおもしろがって詠むのをやめてしまった。

  • 同じ所に住む人の、かたみに恥ぢかはし、(枕草子)

同じ所に住んでいる人が、互いに気兼ねしあって、

  • 牛飼は、おほきにて、髪あららかなるが、顔あかみて、かどかどしげなる(枕草子)

牛飼いは、体格も立派で、髪もあらあらしく、赤ら顔で、とても気転がきく

  • 人はただ、歌をかまへてよむべし。(宇治拾遺物語)

人はひたすら、和歌を心がけて詠むべきだ。

  • このかぐや姫、きと影になりぬ。(竹取物語)

このかぐや姫は、急に影になった。

  • きよげなる大人二人ばかり、さては童べぞ出で入り遊ぶ。(源氏物語)

こざっぱりした女房が二人ほどと、それから女の童が出たり入ったりして遊んでいる。

  • 面影におぼえて悲しければ、月の興もおぼえず、くんじ(ふ)しぬ。(更級日記)

面影が思い出されて悲しいので、月の趣にも感じず、気がふさいで臥せった。

  • この児のかたちけうらなること世になく、屋のうちは暗き所なく光満ちたり。(竹取物語)

この子の容貌が美しいことは世に例がなく、家の中には暗いところがなく光が満ちている。

  • 黄なる紙張りたる扇さし隠してけしきだち笑ふ。(大鏡)

黄色の紙を張った扇をかざして顔を隠しながら得意げに笑う。

  • ありしよりけに言ひ交はして (伊勢物語)

以前からいっそう愛を誓い合って

  • 吾妻人は、我がかたなれど、げには心の色なく、情おくれ、ひとへにすぐよかなるものなれば、(徒然草)

関東人は、私と同郷だが、ほんとうのところは心のやさしさがなく、人情味に乏しく、ただ一本気なものだから、

  • なべて心柔かに、情ある故に、人のいふほどの事、けやけく否びがたくて、(徒然草)

総じて心が優しく、人情があるので、人から頼まれることをきっぱり断りにくくて、

  • かの桟敷の前をここら行き交ふ人の (徒然草)

あの桟敷の前をたくさん行き交う人の

  • 人の上にて見たるだに、心憂し(徒然草)

他人ごととして見ているのでさえ、不快だ

  • 心づきなきものものへ行き、寺へもまうづる日の雨。(枕草子)

気に入らないもの、どこかへ行き、また寺にお参りをする日の雨。

  • こころばせのなだらかに目やすく、(源氏物語)

気立てが穏やかで感じがよく、

  • 八重桜は異様のものなり。いとこちたく、ねぢけたり。(徒然草)

八重桜は異様なものだ。とても大げさでひねくれている。

  • ことなしびたまふを、強ひて言ふもいとこちなし(源氏物語)

知らない顔をなさるのに、強いて言うのもとても無粋だ

  • ゆゆしくことごとしく斧を負ひ、法螺貝(ほらがい)腰につけ、錫杖(しゃくぢゃう)つきなどしたる山伏・・・(宇治拾遺物語)

非常にものものしく斧を背負い、法螺貝を腰につけ、錫杖をついたりしている山伏・・・

  • まづ、これはいかに。とくことわれ(枕草子)

まず、これはどうであるのか。早く判断しろ

  • 頼む方なき人は、自らが家をこぼちて、市に出でて売る。(方丈記)

頼るところのない人は、自分で自分の家をこわして、市に出てそれを売る。

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さ行

  • さいつころ、雲林院の菩提講に詣でて侍りしかば、(大鏡)

さきごろ、雲林院の菩提講にお詣(まい)りしておりましたところ、

  • いみじう雨降りてつれづれなるに、御物忌にこもりて、さすがにさうざうしくこそあれ。(枕草子)

ひどく雨が降ってすることがなく退屈なときに、天皇の御物忌みのためにこもって、やはり物足りないことだ。

  • しやつが首、さうなう斬るな。(平家物語)

そいつの首は、簡単には斬るな。

  • 中に心さかしき者、念じて射むとすれども、ほかざまへ行きければ、(竹取物語)

その中で心のしっかりしている者は、(恐怖を)我慢して(矢を)射ようとするけれども、別の方角へ飛んでいったので、

  • さがしき山越えはててぞ、おのおの馬には乗る。(源氏物語)

険しい山越えを終えて、それぞれ馬に乗る。

  • さるさがなきえびす心を見ては、いかがはせんは。(伊勢物語)

そのような粗野で田舎じみた心を見て、どうしたものか。

  • させる能もおはせねば、物をも惜しみたまへ。(宇治拾遺物語)

たいした才能もお持ちでないので、物を惜しみなさる。

  • さだめて習ひあることにはべらむ。(徒然草)

きっといわれがあることでございましょう。

  • ねやの中見れば、昔の枕のさながら変らぬを見るも、今更悲しくて、(十六夜日記)

寝室の中を見ると、昔の枕がそのまま変わらずあるのを見るのも、また悲しくて、

  • 一の人の御有様はさらなり。ただ人も、舎人(とねり)など賜はるきはは、ゆゆしと見ゆ。(徒然草)

摂政・関白のご様子は言うまでもない。ふつうの貴族でも、舎人などをいただく身分は、立派に見える。

  • さりがたき(め)をとこ持ちたる者は、その思ひまさりて深き者、必ず先立ちて死ぬ。(方丈記)

離れ難い妻や夫を持った者は、その愛情が(相手より)深い者が必ず先に死ぬ。

  • まみのあたりうちしぐれ(源氏物語)

目のあたりが涙にぬれ

  • しのぶれど色に出にけりわが恋はものや思ふと人のとふまで

人に分からないように隠しているけれど、私の恋が顔に現れてしまったようだ。何か物思いでもしているのかと人が尋ねるほどに。

  • もの思へるけはひして、ある人々も忍びてうち泣くさまなどなむ、しるく見えはべると、(源氏物語)

物思う風情で、共にいる人々も忍び泣きをするようすなどが、はっきり見えましたと、

  • 「君はいまだしろしめされさぶらはずや。」(平家物語)

「君はまだお知りになってございませんか。」

  • 今天皇の天の下しろしめすこと、四つの時九返りになむなりぬる。(古今和歌集仮名序)

今上天皇が天下をお治めになることは、四季の巡りが九回になった。

  • すきずきしくあはれなる事どもなり。(宇治拾遺物語)

風流でしみじみとする出来事だ。

  • 頭の中将の、すずろなるそら言を聞きて、いみじう言ふおとし、(枕草子)

頭の中将が、根も葉もないうそを聞いて、ひどく(私を)けなして、

  • 沖の白洲にすだく浜千鳥の外は、跡とふ者もなかりけり。(平家物語)

沖の白洲に群がる浜千鳥のほかには、行方を尋ねる者もなかった。

  • いとこは、ずちなき世かな。(枕草子)

まったくこれは、どうしようもない世の中だ。

  • 立て籠めたるところの戸、すなはちただ開きに開きぬ。(竹取物語)

閉め切っていた戸が、すぐにただもうすっかり開いてしまった。

  • すべからく、まづその心づかひを修業すべし(徒然草)

当然、第一にその心構えを修業すべきだ

  • せちに隠れたまへど、おのづから漏り見たてまつる。(源氏物語)

ひたすらお隠れになるが、どうしても姿が現れるのを拝見するのだった。

  • 「書きそこなひつ」と恥ぢて隠したまふを、せめて見たまへば、(源氏物語)

「書き損なった」と恥ずかしがって隠されるのを、無理にご覧になると、

  • 唐土には限りなきものにて、文にも作る、なほさりともやうあらんとせめて見れば、(枕草子)

中国ではこの上なくすばらしいものとして、漢詩にも詠むのは、やはりそうはいっても理由があるのだろうとよくよく見ると、

  • 静かに思へば、よろづに、過ぎにしかたの恋しさのみぞせんかたなき(徒然草)

静かに考えてみると、何かにつけて、過ぎ去った過去の恋しさばかりはどうしようもない

  • 人にまされりと思へる人は、たとひ言葉に出でてこそ言はねども、内心にそこばくのとがあり。(徒然草)

人よりまさっていると思っている人は、たとえ言葉に出して言わなくても、心の中に多くの欠点がある。

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古典文学の理念

まこと
 日本の古典文学の根幹を流れる理念。『万葉集』『古事記』など上代の文学には、人間の心をありのままに写し出す素朴な美として表現されている。明・浄(清)・直をかねそなえたものが「まこと」とされ、この理念は時代の推移とともに、「もののあはれ」「幽玄」など多彩な美の概念を生み出していく。
 
ますらをぶり
 男性的でおおらかな歌風。賀茂真淵ら近世の国学にたずさわった歌人たちは、『万葉集』にこの風があるとして尊んだ。
 
たをやめぶり
 女性的な穏やかで優美な歌風。『万葉集』の「ますらをぶり」に対して、『古今和歌集』以降の勅撰和歌集で支配的となった歌風。
 
あはれ
 しみじみとした感動を表現する語として、「あはれなり」などと平安時代の作品にしばしば用いられている。悲哀・優美・調和などに対する感動を伝える語で、「もののあはれ」と呼ばれるこの時期の文芸理念を形作っていく。
 
をかし
 『枕草子』に多用されていて、明るく軽やかな感動をあらわす語。「あはれ」が主情的であるのに対して、「をかし」は客観的な色合いが強く、後に「滑稽(こっけい)」の意味で用いるようになる。
 
もののあはれ
 平安時代の代表的な文芸理念。本居宣長は、『源氏物語』の作中から、「もののあはれ」の用例12か所を抽出してこの物語の本質が「もののあはれ」にあることを論証するとともに、この精神こそが日本文学の本質であると説いた。その意味するところは、「あはれ」の感動が「もの」という他の存在を契機として高められた状態を指し、調和のとれた美感を尊ぶ文化にはぐくまれた感動・情趣が開花したものであるとする。
 
たけ高し
 壮大な美、格調高い美。
 
余情
 平安中期の和歌に始まり、のち連歌・謡曲などにも使われた理念の一つ。表現の外ににじみ出る、ある種の気分・情緒をいう。
 
幽玄
 中世の文芸の中核をなす理念で、奥深い余情や象徴的な情調を内容とする。本来この語は、中国の古典や仏教の経典に用いられ、奥深くしてきわめることのできないもの、本質的で不変なるものを意味する漢語だった。『古今和歌集』真名序などに用いられて日本固有の文芸理念として変質した。
 
有心
 「幽玄」の理念を受け継ぎつつさらにその余情の色合いを濃くしたもの。
 
無心
 中世以前は機知や言葉の洒落(しゃれ)を主とする通俗的なものであったが、室町期になると禅の影響などから絶対無の境地として評価されるようになった。
 
さび
 近世を代表する文芸理念の一つ。「さび」は「寂しさ」から来た語だが、寂しさにそのまま沈潜するのではなく、むしろそれを抑えたところに成立する美。

古典文学年表

奈良時代
712年
 『古事記』
720年
 『日本書紀』
759年
 『万葉集』

平安時代
905年
 『古今和歌集』
 『竹取物語』
 『伊勢物語』
935年
 『土佐日記』
951年
 『後撰和歌集』
 『大和物語』
 『宇津保物語』
974年
 『蜻蛉日記』
 『落窪物語』
1000年
 『拾遺和歌集』
1002年
 『枕草子』
1004年
 『和泉式部日記』
1008年
 『源氏物語』
1008年
 『紫式部日記』
1013年
 『和漢朗詠集』
1055年
 『堤中納言物語』
 『狭衣物語』
 『浜松中納言物語』
 『夜半の寝覚』
1060年
 『更級日記』
 『栄華物語』
1086年
 『後拾遺和歌集』
 『大鏡』
1106年
 『今昔物語』
1127年
 『金葉和歌集』
1151年
 『詞花和歌集』
1169年
 『梁塵秘抄』
1170年
 『今鏡』
1187年
 『千載和歌集』
1190年
 『水鏡』
1190年
 『山家集』

鎌倉時代
1205年
 『新古今和歌集』
1212年
 『方丈記』
1214年
 『金槐和歌集』
1220年
 『宇治拾遺物語』
1220年
 『愚管抄』
 『保元物語』
 『平治物語』
1221年
 『平家物語』
1235年
 『小倉百人一首』
1247年
 『源平盛衰記』
1252年
 『十訓抄』
1280年
 『十六夜日記』
1330年
 『徒然草』

室町時代
1339年
 『神皇正統記』
1356年
 『菟玖波集』
1370年
 『増鏡』
1374年
 『太平記』
1391年
 『御伽草子』
1400年
 『風姿花伝』
1438年
 『義経記』


(紫式部)

旧国名

安芸 あき(広島)
安房 あわ(千葉)
阿波 あわ(徳島)
淡路 あわじ(兵庫)
伊賀 いが(三重)
壱岐 いき(長崎)
伊豆 いず(静岡・東京)
和泉 いずみ(大阪)
出雲 いずも(島根)
伊勢 いせ(三重)
因幡 いなば(鳥取)
伊予 いよ(愛媛)
磐城 いわき(福島・宮城)
岩代 いわしろ(福島)
岩見 いわみ(島根)
羽後 うご(秋田・山形)
羽前 うぜん(山形)
蝦夷 えぞ(北海道)
越後 えちご(新潟)
越前 えちぜん(福井)
越中 えっちゅう(富山)
近江 おうみ(滋賀)
大隅 おおすみ(鹿児島)
隠岐 おき(島根)
尾張 おわり(愛知)
甲斐 かい(山梨)
加賀 かが(石川)
上総 かずさ(千葉)
河内 かわち(大阪)
紀伊 きい(和歌山・三重)
上野 こうずけ(群馬)
相模 さがみ(神奈川)
薩摩 さつま(鹿児島)
佐渡 さど(新潟)
讃岐 さぬき(香川)
信濃 しなの(長野)
志摩 しま(三重)
下総 しもうさ(千葉・茨城)
下野 しもつけ(栃木)
周防 すおう(山口)
駿河 するが(静岡)
摂津 せっつ(大阪・兵庫)
但馬 たじま(兵庫)
丹後 たんご(京都)
丹波 たんば(京都・兵庫)
筑後 ちくご(福岡)
筑前 ちくぜん(福岡)
対馬 つしま(長崎)
遠江 とおとうみ(静岡)
土佐 とさ(高知)
長門 ながと(山口)
能登 のと(石川)
播磨 はりま(兵庫)
肥後 ひご(熊本)
肥前 ひぜん(佐賀・長崎)
備前 びぜん(岡山)
飛騨 ひだ(岐阜)
常陸 ひたち(茨城)
備中 びっちゅう(岡山)
日向 ひゅうが(宮崎)
備後 びんご(広島)
豊前 ぶぜん(福岡・大分)
豊後 ぶんご(大分)
伯耆 ほうき(島根)
三河 みかわ(愛知)
美濃 みの(岐阜)
美作 みまさか(岡山)
武蔵 むさし(東京・埼玉・神奈川)
陸奥 むつ(青森・岩手)
山城 やましろ(京都)
大和 やまと(奈良)
陸前 りくぜん(宮城・岩手)
陸中 りくちゅう(岩手・秋田)
琉球 りゅうきゅう(沖縄)
若狭 わかさ(福井)